日本の大学全部行った男、山内太地です。
「第一志望以外は絶対に受験しないは危険だ」
という話をしたいと思います。
いるんですよ。
受験生の中で、
「第一志望の大学を探してきた」
「絶対そこ入りたい」
「ここ以外は考えられない」
「そこしか受けない」
という人が多いんですね。
やめてください。危なすぎます。
偶然受かったらいいですよ。
でも、ちょっと調べて欲しいんです。
あなたが行きたいその大学、去年の先輩、あなたの高校から何人入りました。
入れていないでしょう。
だいたい、この第一志望しか入りたくない人って、大変言いづらいんですけど、地方の高校の人で多いんですよ。
これが東京とか関西とかだと、第一志望の大学があっても全員がなかなか入れない、難しいとよくわかっているので、
第一志望が難しかった場合は、ここというのをちゃんと用意しておくんですね。
これは恥ずかしいことじゃありません。
だって、難しいんだから。第一志望の大学。
ところが、そういう都会で塾とかもあって、情報が入りやすい、他の大学もいっぱいあるって言う人と違って、地方だと限られた情報の中ですごくいい大学と見つけちゃうと、「もう絶対ここ」となっちゃうのですが、考えてください。
その、絶対入りたい難関の第一志望に入りたがっている都会の高校生たちは、ちゃんと併願校をきっちり用意して対策を立てているんですよ。
あなたはもう分かりますね。併願校もやばいです。
だって、併願校対策立ててないわけですよ。
第一志望にすごく入りたいのはよくわかります。でもここであなたは大きな勘違いをしている。
あなたは〇〇大学に入りたいんであって、〇〇学が学びたいわけじゃないという。
たとえば経済学やりたい。
なんとか大学の経済学部入りたいと思っていませんか。
冷静に考えてください。
経済学は他の大学でもできるんですよ。
例えば、農業をやりたいというとき、
ものすごく、難しい国立の農学部とか探してきちゃうんですよ。
もちろん受かればいいですよ。
でも私立大学にも農学部がいっぱいあるじゃない、例えば。
あるいはその名門なんとか大学の農学部で、例えばこういう勉強がしたい。
例えば、昆虫の勉強がしたいという時にちゃんと昆虫学が学べる大学と言って検索してください。
そうすると何十校も出てくる。
私1個しか知らなかったんだなということなんですね。
そして、その行きたい第一もやめろとは言いません。
あきらめろとも言いません。
でも、もう少し入りやすい併願校は必ず用意をする。そして万が一そこになったら自信を持ってそこに入ってください。
なぜならば、あなたがやりたいことは、
「〇〇学が学びたい」「経済学が学びたい」とか、「昆虫学が学びたい」のであって、〇〇大学に入りたいのではないということです。
不本意ながら併願校に入りましたということは、ありえない。
やりたい学問ができる大学に入れているんだから。
残念なんですけど、第一志望以外考えられないと言って第一志望の大学が夢がかなわず、しかも併願校を用意していなかったがために、そこの行き先も決まらないということで、何の夢もかなわなかったという受験生を残念ですが、私はいっぱい知っています。
日本人は起きてほしくないことは起きないと考える悪い癖を持っています。
残念ながら若い皆さんにもそれはあると思います。
第一志望に行きたい気持ちは痛いほどわかる。
そこは、受験して良い。
でも、必ず同じ学問が学べる併願校はちゃんと探しておく。
それが学問に対する敬意です。
是非がんばってください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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