皆さん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「大学校って何」
という話をしたいと思います。
大学校というのは大きくは文部科学省以外の省庁が運営している大学です。
専門学校で大学校と名乗っているところもありますが、これは大学ではありません。
でも、文部科学省以外の大学校は大きくは大卒と同じ扱いを受けます。
有名なのは、防衛大学校です。
防衛省の大学。
そして、防衛医科大学校。
ちゃんとお医者さん看護師さんになれます。
このほかに、海上保安大学校というものがあって、海上保安庁の幹部職員を要請しています。
ちなみに大学ではありませんが、海上保安庁の職員養成はもう一個、海上保安学校というのもあります。大学校のほうが幹部になります。
そして、気象大学校。気象庁がやっています。
気象予報士自体は個人で勉強してもなれますが、気象大学校を出ると気象庁の幹部職員になれます。
国立看護大学校。
看護大学はいっぱいありますが、この国立看護大学校は、国立高度専門医療研究センターの看護師になれるという非常にマニアックな看護の分野です。例えば癌とかそういった高度な医療をやる看護師さんになるための大学校。
もちろん大学と一緒です。
水産大学校。これは水産庁です。
大きくは東京海洋大学と同じような水産資源、魚の勉強が出来ますが、大学ではなく大学校と名乗っていて、山口県の下関市にあります。
もちろん一般的な4大卒と同じ扱いです。
職業能力開発総合大学校。マニアックです。
ここは厚生労働省が行っている職業訓練指導員を養成する学校ですが、一般的な工学部。工業大学とほとんど変わりません。
機械、電気、電子情報、建築が勉強できるので工学部志望の人、実はこの略して能開大。
公立大学だと思えば、結構よい選択の一つです。
もちろん職業訓練指導員だけではなく一般企業にも入れますし、国公立大学の工学部を出た人と同じ扱いですからお得です。
航空保安大学校。
昔は航空管制官になることができるのがこの航空保安大学校でしたが、今は管制官じゃありません。
管制官以外の航空保安職員を要請しており、何と給料が出ます。
最後は、航空大学校。
ここはパイロットになれます。
パイロットになれる大学は東海大学とか桜美林大学とか法政大学などにありますが、この航空大学校が、一番歴史があって、もともとパイロットになるならこれが王道でした。
ただし、高卒では入れません。
短大か専門学校以上の学歴が必要なので、
よくあるのが1回大学を出てから入るという人が多いですが、ここのいいところはその私立大学のパイロット養成と違って、公立の大学ですから、あまりお金をかけないでパイロットになれて、就職もばっちり。
ということで他にもいくつかありますが、皆さんの関心の高い学校9校を紹介してみました。大学に進学するという時にはこの大学校というのも進路選択の一つに参考になると思いますので、
ぜひご検討ください。
ありがとうございました。
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