みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
わずか1年で廃校になった大学という話をしたいと思います。
1年で廃校になった大学、
その名も久我山大学です。
名前を聞いた時点で、久我山という有名な高校を思い出した人もいると思いますが、
久我山大学といって、たった1年で潰れた大学があるので聞いてください。
1949年(昭和24年)設立、
1950年(昭和25年)廃校というですね。
戦後のドタバタした時期に頑張って作ったものの、
経営が維持できず、わずか1年で廃校になりました。
ここは、地名を取って久我山大学なのですが、
工学部の単科大学でした。
1年で大学が潰れてしまって、工学部の学生はどうしたのかというと
明治大学と法政大学が引き受けてくれました。
むしろ学生にとっては良いのではないかと思います。
ということで、経営難のためにわずか1年で潰れてしまった久我山大学ありました。
1年で潰れた大学なのに、ここは立派にも同じ敷地に付属中学高校を持っていました。
なんとなく察していると思いますが、その中学高校がどうなったかというと、
國學院に合併して、国学院久我山中学校高校になりました。
またしても、生徒にとってはいい結果になったと思います。
國學院大學久我山中学・高校は名門ですからね。
ということで、あの國學院久我山中高の敷地には、
元々その上の大学、久我山大学があったということです。
今となっては跡形もないのですが、
國學院大學が持っている付属高校というだけではなく、
本当は大学もあったという歴史ががある土地なのです。
もう一校、わずか1年で廃校になった大学があります。
立志舘大学です。
2002年設置、2003年廃校です。 これは結構、最近の事になりますね。
もちろん行ってきました。
広島県にあるのですが、
ここはもともと広島県の女子商業短大でした。
少しマニアック過ぎるということで、
男女共学の経営系の4年制大学になりました。
ただ、歴史こそあるものの、
広島県には他にも伝統ある大学が数多くあるので、競争に負けてしまいました。
大学の維持が難しいということで、経営者が変わったのですが、
新たにやってきた経営者が、この立志舘大学という
立命館か国士舘か分からない新しい名前の大学で頑張ろうとしましたが、
経営難によって1年で廃校となりました。
その後どのようになったのかというと、
跡地は他の大学が買い、キャンパスとして使っています。
呉大学、現在の広島文化学園大学です。
この立志舘大学は、たった1年で潰れたとは言え、
駅の目の前にあって、大変交通の便は良いのです。
広い道路があり、飲食店やスーパーもあり、便利な立地です。
立志舘大学は1年で潰れましたが、他の大学に買われて現在も使われています。
また、ここも同じ敷地に付属高校がありましたが、
名前と経営者が変わって、今も高校が存在しています。
ということで、わずか1年で潰れた大学を2校ご紹介しました。
当時の在学生は救済されていますので、安心してください。
大学の経営は、意外と大変という話です。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
メガスタ高校生では、受験生の悩みをLINE、電話でもご相談いただけます。
一人で悩まずに、大学受験のプロにお気軽にご相談ください。