みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「高卒公務員と大卒公務員どっちがいいか?」
という相談を頂いています。
結構、高卒で公務員になる人はいます。
高校卒業してすぐに市役所や消防・警察などの
地方公務員に就職ができます
では、高卒公務員と大卒公務員ではどちらがいいのでしょうか。
正直なところ、大卒公務員はそれなりに難しいです。
警察官も消防も地方公務員も、さらには国家公務員となると、
相当勉強ができないと地方公務員はなかなか受かりません。
こう考えると、高卒でなる方が勉強の競争という点では、
難しくないのかも知れません。
では、どちらが良いのでしょうか。
これは大変悩ましいです。
高卒公務員と大卒公務員では就職してから
市役所や警察の中ですごく差別があるかというと
そういうことはないです。
なので、なりたい人は高卒公務員になって良いと私は思います。
これは正直に言うと、出世です。
高卒公務員は、地方公務員では一般的に課長以上になるのは難しいです。
あくまでも、現場の業務をやるために採用されているからです。
高い地位について、大きい重要な仕事をやりたいという人は、
大卒公務員を目指してください。
それだけの価値を仕事として提供される訳です。
隠さずに言うと、出世=給料が違うということです。
その点を理解した上で、出世などに関心がない人は、
高卒公務員という道もあると思います。
お金や出世が目的で大学に行って
公務員になる訳ではないという人も、もちろんいるでしょう。
では、大学に行って公務員になることのメリットは何でしょう?
それは、お金と出世以外に、大学で勉強をしたという経験なのです。
例えば、経済学部に行けば財務や会計、金融といった勉強ができ、
法学部に行けば法律や政治といった勉強ができます。
公務員になって、財務・会計・経済・経営・金融、
あるいは法律・政治ということの知識を持っていれば、
当然、公務員の日常の業務で活用できます。
そして、そういった知識を持っている人間が
重要なポジションに就いて、大きい仕事を任されて、
出世していくのは当たり前のことなのです。
あるいは理系においては、土木や建築、園芸、電気、
そういった分野の採用もあります。
なので、高度な職業専門性のある公務員になりたい場合は、
やはり大学に行くべきです。
ほかにも、博物館学芸員や司書の資格を取得して、
図書館や博物館といった行政に関わりたいという場合も
文学部がある大学に進学するべきです。
こういう訳なので、迷っていたら大学へ行くことをお勧めします。
公務員になってからの仕事というのは、働きながら教えて貰えます。
しかし、大学4年間で身に付けた教養や文化、専門性というものは、
あなたが公務員になった後の人生を豊かにしてくれたり、
より大きく地域の発展に貢献できたりする可能性があります。
人脈ができて、民間企業の人ともやり取りできるかも知れません。
悩ましいところですが、大卒公務員を目指すというのは、
それなりのメリットがあるということです。
自分には高卒公務員と大卒公務員の
どちらが良いかよくお考えください。
ありがとうございました。
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