みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「遠くてつらかった大学ベスト3」 という話をしたいと思います。
なにせ、日本の大学、僕は全部行っているので。
北海道から沖縄で行きました。
でも、正直、全部が全部楽しかったかというとそうでもなくて、
「遠いな」
「しんどいな」
「俺、なんでこんなことやっているんだろう」
と思った大学もいくつかあるんですね。
その中でも特につらかった大学の話を3つします。
これは、決してその大学が悪いというわけではありませんから、
受験生の皆さんは真に受けないでくださいね。
ただ、自分が見学に行って、遠くて大変だなと思っただけで、受験は大いにしてください。
3位。
稚内北星学園大学。
稚内にあるんです。北海道の一番てっぺんですね。
札幌からバスで6時間かかります。それなのに、東京から飛行機が飛んでいるんですね。
ということで、どれぐらい遠いかは、なにせ北海道の一番てっぺんですから、皆さん想像がつくと思います。
僕、これ、どうやって行ったかというと、レンタカーで行ったんですよ。
もう不便なので、札幌に友達が住んでいて、そいつと一緒に北海道一周するぞって言って、レンタカーを借りて、札幌から延々と走って行ってですね。
レンタカー借りているんで、夜はレンタカーの中で寝るという車の中で寝まして、
稚内までせっかく行ったんだということで、稚内北星学園大学に行ってきまして。
ここなんの学校かというと、なんと情報メディア学部というコンピューターの大学なんですね。
キャッチコピーが「最北端は最先端」というキャッチコピーなんですが、受験生が集まらなくて正直だいぶきついことになっています。
稚内遠かったな。
これが第3位。
第2位。
東京農業大学生物産業学部。
「え。東京農大でしょ。東京にあるんじゃないの」
網走にあるんですよ。北海道の。
しかも1年生、2年生だけとかじゃなくて、4年間網走なんですよ。
しかも、網走の街からバスでめちゃくちゃ遠いんです。
稚内北星学園大学は、まだ稚内の街に近いんです。
「すぐそばにコンビにあるわ」みたいな。
この東京農大、東京や神奈川県の厚木にもキャンパスありますが、生物産業学部というのは、まさに寒い土地での農業。また農業が盛んな北海道で農業を学ぼうということで、
網走に作られたキャンパスなので、4年間ここで勉強をします。
ただし、東京農大では唯一、水産、魚の研究ができるので、もし興味がある方はぜひここも志望してください。
ただし、東京農大と言っても、4年間網走です。が、非常に就職強いです。
やはり娯楽が少ないんで、みんな頑張って勉強して就職するということで、もう本当に
広い農場がどこまでも続いているところにありまして。
しかし、網走遠かったということで大変印象に残っています。
堂々の1位。
東海大学阿蘇キャンパスです。
東海大学は北海道から熊本まであるんですけれど、
農学部は阿蘇山なんですね。熊本の。
ここに行くのは大変でした。
なぜ大変か。
稚内や網走とは比較にならないハードルの高さ。
そう。公共交通機関がない。
想像絶する世界です。
要は、鉄道やバスがないんです。
ひたすら遠いところに大学だけありまして、なんと自腹でタクシーで行きました。
学生さんだけはスクールバスがあったようなんですが、なにせ部外者は乗せてくれないみたいなので、タクシー何千円金額とんだのかな。すごい金額ですよ。
私も日本中大学行くわけですが、
会社員やりながら見学したんで、休みの日に行くわけですね。
そうすると必ずしも天気が良い日ばかりじゃなくて、なんとですね、この東海大学の阿曽キャンパス農学部へ行ったときは、恐るべき規模の集中豪雨で、死者が出ていました。
台風並みのものすごい暴風雨の中を行ったんです。タクシーで。
ものすごい暴風の中行って、なんとかわいそうにオープンキャンパスの準備していました。
翌日がオープンキャンパスなので、大学開いているわけですよ。
暴風の中で、大学の人たちが準備していて、
「大変ですね」とか、せっかく行ったんで、
「そんな教育やっているんですか」と話し聞いたりして、
当然、農学部ですから、広い農場を持っているんですね。
この広い農場をせっかく九州の阿蘇山まで来たんで、タクシーだし。ぐるっとまわろうと思って、ちょっと広いキャンパスをぐるっとタクシーで走ってくれませんかと言ったところ、途中から道路が舗装されていなくて、ドロドロになりまして、なんとびっくり。
水たまりにはまってタクシーが出られなくなりました。暴風雨です。
その時に、信じられないことに運転者さんがこうやって僕に言うんですよ。
「車、押してくれませんか」
水たまりにはまっちゃっているので。外、大雨なんですけど。
ただ、タクシーって特別な運転免許ないとダメなので、僕運転できないんですね。
仕方がないので、水たまりにタクシーがはまっているところを、運転手さんに思いっきりアクセルを踏んでバックして、僕がタクシーを押す。大雨の中を。
というのをやったわけですよ。なかなか出られなかったのですが、タクシーが出た瞬間に、私、ドバっと水たまりに落ちまして、半分真っ黒というドロドロ男になりましが、タクシーは出ました。
そもそも運転手さんに走ってくれと言った僕が悪いので。
そうは言っても大雨の中帰らなくちゃいけません。
タクシーって、きれいな白いシートじゃないですか。
ドロドロでこれに乗るのは申し訳ないということで、タクシーに積んであった段ボール紙みたいなものがありまして、それを乗せまして、ドロドロの僕が乗って帰ってきたということで、この東海大学の阿蘇キャンパス、私が日本中大学いった中でもっともきつかったです。
が、本当の悲劇はここからです。
数年後何が起きたかご存知でしょうか。
大地震でこのキャンパスは閉鎖されました。
学生の方もなくなった本当に気の毒なですね、熊本の大地震があったときに、もうちょっとこのキャンパスは使えないということで、なんと廃校になりました。
そして今も東海大学の農学部は、熊本空港のすぐそばに広い土地を手に入れて、ここでやるということで、阿蘇山の麓ではなく、だいぶ熊本の街に近いところに来ました。
そんなわけで、私としては非常に思い出に残っているキャンパスでして、
九州の東海大学の農学部。
東海大学ってほとんど湘南イメージなんですが、農学部は熊本なんです。
広い農場があって、農業の勉強できて、とても良い学校で、私としては志望校の一つに加えてほしいんですけども、
見学したのは、大変だったと。そしてキャンパスが地震で無くなってしまったというのが悲劇だったという事で、とても思い出深いです。
行くのが大変だったというだけで、決して良い大学じゃないとは言っていませんので、この3つの大学。もし、志望している人は頑張ってください。
ありがとうございました。
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