日本の大学全部行った男、山内太地です。
こんにちは。
「文系と理系とどっちに行ったらいいか迷っている」
という人のためにどうしたらいいかというお話をしたいと思います。
高校生の皆さん、例えば2年生の時に文理選択というのがあって、
文系のクラスに行くか理系のクラスに行くか悩むと思うんですね。
決まっている人はいいですよ。
「絶対に医者になる」だったら、絶対に理系だし、「歴史の勉強をしたい」だったら文学部に行くから、絶対に文系ですが、どっちに行ったらいいか迷っている人もとても多いんですね。
なんとなく選んだり、後からやっぱり違ったとなっちゃう。
そのため、そうならないために決まっている人はいいとして、
迷っている人にどう違うのだろうという話をしたいと思います。
これは大学の学問領域は広すぎるので、皆さんの高校の段階の話をしましょう。
文系というのは、大きくは高校で国語と英語と社会。
高校ですから、地歴、公民、現代社会。
そっちの方をしっかりやりたい人が大きくは文系です。
理科と数学をしっかりやりたい人が理系です。
理科と数学をしっかりやって、大学ではこれが何になるのかというと、まず理学部です。
理学部は物理、化学、生物、地学などを一生懸命勉強する学部です。
そして、工学部です。
工学部は機械、電気、土木、建築、情報、応用科学などものを作る勉強をします。
そして農学部です。
これは農業。
バイオテクノロジー、水産、そして医学部、獣医、歯医者さん(歯学部)、看護、保健、リハビリといった医療系。
これらは全部、理系です。
理、工、農 薬、医を考えている人は必ず理系に行ってください。
次は文系です。
大きくは国語、英語、社会に力を入れていきたい人が文系の進路を選びます。
これは大学の学部ですと、文学、経済、法律、社会、国際また多くのユニークな名前の学際的な学部も大きくはどちらかというと文系よりになります。
なので、文系か理系かというのは大学に入ってから全く学問領域が変わってきます。
理系は大きくは学んだ通りの職業に就きます。
文系は学んだことと就職が、あんまり関係がありません。
自分の中で関連付けていくんですね。
そのため、高校の段階では正直得意な科目で選んでしまう人が多いんですね。
「私、英語好きだから文系にしよう」とか
「数学好きだから理系にしよう」って決めちゃう人が多いんですが、
後悔している人も多い。
文系か理系かと考えたときには、
高校の時の得意な科目ではなく、その先、大学の学部までは、なんとなく考えた方がいいと思います。
自分がやりたいことが経済なのか医学なのか全然違いますよね。
高校1年生の段階であっても学部の研究をしっかり行ってください。
ただ早稲田大学は有名だな、ではなくて、じゃあどんな学部があるの。
早稲田大学は文系が中心の大学ですから、文系学部の方がたくさんあります。
また、医学部はありません。
理工学部3つもあります。
学問領域が違います。
それをちゃんと調べるんです。
ビルを建てたければ必ず建築学科になりますし、
ビルを含む都市をつくりたい。橋や道を作るんだったら土木になりますね。
重要なことはきちんと学問に関心を持つことですね。
有名な大学だからそこに入りたいじゃなくて、何の学問がやりたいかなんです。
この何の学問がやりたいかがしっかりしていればはっきり言って有名の大学じゃなくて
かまいません。
入った大学でその学問をしっかりやればいいんですね。
まだ高校1年生だからよく分からないではないはずです。
医者になりたいから医学部入りたい子はもうしっかり決めているし、ロボットを作りたい子は、
例えば情報工学科ってもうちゃんと決めていますよね。僕は歴史が好きだから歴史学科へ行くとちゃんと決めた子もいるわけです。
もちろん、まだ決まってなくて構わない。でも、ちゃんと決めている子こと同じように大学の学問の地図はなんとなくでいいので、知っておいて欲しいんですね。
それを踏まえて大きくは文系か理系かを考えていってください。
もちろん、これからの社会では文系であっても理系、理系であっても文系の学問も大学で
しっかり学んでおいて幅広い知識とシェアを身に付けておくことが重要になってきます。
文系か理系か迷っている人は大学の学問や学部を調べた上で、逆に高校時代にどっちがいいかなと考えてもらえると自分の行きたい進路が見えてくるじゃないですかね。頑張ってください。
ありがとうございました。
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