山内太地です。
という話をします。
文学部志望の人、いろんな大学に文学部あるんですけれど、
文学部の選び方ってどうしたらいいの。
くれぐれも大学の名前とかブランド、偏差値とかだけで選ばないで下さい。
文学部を選ぶ上で、もっとも重要なのは、
ちゃんとを学びたい分野の先生がいることです。
例えば、文学やりたい場合、
日本文学とか、英米文学って、名乗ってる学科なら、
しっかりその分野の先生いますけど、
例えば、中国文学やりたいとか、あるいは他にもね、
あまり学部学科になってない国。
イタリアとか、ドイツとか、フランスとか、
そういうところの文学をやりたい場合に、
そういった分野の先生がいなかったら学べませんよね。
また、哲学も、例えば仏教経済学の中には、
東洋哲学中心で、西洋哲学の先生があまりいらっしゃらなかったり、
歴史学科、史学科も、
すべての大学で、東洋史と西洋史が揃ってるわけじゃない。
っていう学校もあるわけですね。
また歴史の学科でも、特定の時代の先生がいなかったりします。
そういう風だと困りますから、
ちゃんとやりたい学問の分野の先生がいるっていうことを、
しっかり調べた方が良いです。
文学部志望の人って、必ずこの作家がやりたいとか、
この歴史を調べたいって持ってると思うんですよ。
高校生の頃に。
だったら、その分野の先生を調べたり、
その分野の強い大学を調べて、そこからやっと、
じゃあそれって何大学なんだ?ってところから入るべきで、
けして偏差値で選ぶべきではない。
学問領域に、抜けがないかどうかも大事なんですね。
そして、学科図書室があることを、私は重視しています。
例えば、早稲田大学の文学部や、文化構想学部は、とても良いです。
この英米文学の図書室とか、歴史の図書室とか、
映像の図書室とかあるんですよ。
はい、慶應にはない。
慶應がないからダメだってつもりはないですよ。
でも慶應って、1.2年と3.4年で、校舎離れてるじゃないですか。
明治大学も。
そうすると、そうした大学って
でっかい総合図書館には、もちろん本はいっぱいありますけど、
早稲田とか、中央大学だと、文学部の学科ごとの図書館があるんですね。
国文学の図書館とか、そういうとこってすごい雰囲気いいんですよ。
大体スタッフの職員の人がいらっしゃって、
友だちのようにしゃべれるし、
その国文学の図書室に行けば、仲間が集まってたり、先輩がいたり、
なんていうか国文学のサークルみたいになってるんですね。
これは旧帝大もすごい充実してて、
例えば、名古屋大学なんかでも、文学部の中に、文学部図書館もあるし、
その歴史の図書館もあるし、美術の図書館もあるし、
心理学の図書館もあるしみたいなね。東大とか。
これは本当に素晴らしいんで、ぜひこの、
自分が入りたい文学部に、学科の図書室があるかどうか。
ない大学校ダメと言うつもりはないです。
でもそれを持ってる大学って、本当に居心地いいんですよ。
見学しててもすごくみんな楽しそうなんですよね。
女子大にも結構あります。
そういう心理学の図書室とか、英米文学の図書室。
そういうとこっていうのは、
大学っていうのは先生から授業を聞くだけではない、
幅広い人間関係ができるんですね。
その英米文学の図書室にいるスタッフの方、司書の人とか、
大学院生とか、先輩とか、そういう豊かな人間関係と、
高校の頃ではありえなかった、
自分がやりたい学問の話を延々とできる友達、
信長の話ばっかりしてもいいし、
シェイクスピアの話ばっかりしてもいいし、
この居心地の良さ、学科図書室というのは本当に最高なんですよ。
なので、文学部志望の人はぜひ、
そういう部屋を持っている大学は、僕としてはイチオシですよ。
ということで、志望校にそれがあるかどうか、
ぜひオープンキャンパスなどで見学してください。
ないとこがダメって言ってるんじゃないですよ。
でもある大学が素晴らしいということで、ご検討ください。
ありがとうございました。
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