日本の大学全部行った男、山内太地です。
「バイオやりたいんだけど、理、工、農、薬学部どれがいいか」
という話です。
バイオテクノロジーとかバイオサイエンス、いわゆる生物工学とかに興味のある人多いんですけど、
これを勉強するときにいろんな学部学科があるんですね。
それは大きく4つです。
理学部、工学部、農学部、薬学部どういったらいいの。
という話を解説したいと思います。
高校生の段階ではバイオテクノロジー、バイオサイエンスやりたい場合、高校生は高校の化学と生物をやります。
でも、これは大学に入ると学問の専門性が一気に増えてしまって、高校で学ぶ化学と生物はもう基礎中の基礎なんですね。
全然、世界が広がってしまう。
まず理学部。
理学部の化学科や生物学科かというのは、この高校で学んでいる学問の基礎中の基礎を深めるところなんですね。
農学部や工学部や薬学部と違うのは、はっきり言って産業で使えません。
全く駄目ということはないですよ。
でも会社でこういった製品を作るという勉強は基本的にやらないです。
あくまでも学問としての化学や生物をもっともっと深く掘っていこうという世界なので、正直なところメーカーじゃなくて学校の先生になる人が多いです。
本当に基礎の基礎をやりたい人は理学部いってください。
でも、実際には、それを応用して何かの製品商品にしていくという方が大学としては規模が大きいんですね。
高校の生物と化学の知識だけだと、みんな理学部に行っちゃうので、正直理学部志望もわかるんですけど、理学部志望は絶対に工学部や農学部の応用生物科学とか生命科学という学科も両方を調べてください。
もしかしたらあなたがやりたいのは応用かもしれないからです。
というわけで、次は工学部。
工学部の生命工学科とか生物工学科、生命科学科、理工学部のね。
そういうところ何をしているかというと、
はっきり言って、バイオテクノロジーを学んで工業製品を作るんです。化学工業なんですね。
ですから、例えば、化粧品を作ったりとか食品メーカーとか医薬品といったように、みなさんが高校で勉強している化学や生物を使って、いずれは工場で薬とか食べ物とかそういったものを作っていく、化学薬品とか、そういうふうに具体的に就職するメーカーで研究ができるというイメージが強いです。
もう理学部と全然違うでしょ。
私はどっちがやりたいのと真剣に考えてください。
本気で基礎研究がやりたい人は止めませんが、個人的には工学部のバイオ、生物系学科の方がやっぱり就職は良いです。
基礎だけをやっているのではなくて、ちゃんと製品化ができるという人材をそれは企業は欲しいからですね。
ということで工学部の場合は、製造業を中心に就職に直結している点が大きく有利であるというのがポイントです。
農学部。
農学部のバイオ、生物系の学科の大きな特徴は、やっぱり基本的には植物を勉強して、食品につながっているというところが大きなポイントなんですね。
工学部に比べるとその工業製品とか工場というよりは、やっぱり食べ物。
たとえば、乳酸菌の研究をしていますとかね、野菜とかその辺に見えない細かいバイオテクノロジーの分野でも何らかの形でやっぱり食べ物とか動物とか植物につながってくるというのが農学部です。
工学部に比べると実はその製造業にすごく強いかというと工学部が化学工業でもっとこうガチの理工系の会社入れるのに比べると農学部の場合、やはり食べ物の会社にやや限定される傾向があります。
また分野にもよりますけど、このあと話す薬学部のような薬を作るって部分も工学の方がどっちかというと可能性があって農学場合はかなり食品が中心になっていると思います。
もちろん学校によってはいろんな業種につけるというところもあるんですが、
農学部でバイオやりたい場合は基本的には食品がやりたいんだという人に向いていると思います。
最後、薬学部。
薬学部でバイオいう場合は、
これは完全に創薬です。
基本的には薬剤師になれる6年制じゃなくて、
薬剤師にはなれないんだけど研究ができる4年制にいくということになると思います。
薬剤師の資格は取らないんだけど、大学で薬学は勉強する。
これはもうひたすら創薬ですね。薬を作る。
この分野は世界的に熱いんですよ。
なんせ、まだまだ人間には治らない病気、解決できない病がいっぱいあるわけで、
薬を作るという産業自体は世界的に暑い熱いです。
日本にも大きな製薬メーカーがいっぱいありますね。
バイオテクノロジーを勉強して薬を作りたい人は薬学部。
ということで、高校の段階では化学と生物だけなのですが
大学でバイオやるという場合は大きく理学、工学、農学、薬学の4つがあります。
今、話を聞いた中で私がやりたいのはどれだろうというのを真剣に考えてください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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