みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「美大、音大は食えないから辞めろ」
という話をしたいと思います。
美術大学や音楽大学といったような芸術大学に行きたいのに、親や先生から反対されている受験生いませんか。多いんですよ。
ぜひ、この動画お父さんお母さん先生も見てください。
美大、音大は食べていけないから行くべきではないのか。
じゃあ、分かりました。
食べていけないから経済学部いきますとか看護学部いきますとかであなたは幸せなんですか。あなたは美術や音楽でデザインや映像や演劇やりたいんでしょ。
はっきり言って芸術大学行くしかない。
では、食えないのかどうなのかという話をしましょう。
はっきり言うと、美術や音楽だけで食っていこうと思うと大変難しいです。
なぜならば、美術大学を出て食っていくというのは、まさに絵を描いて、お金をもらうということですからね。ゴッホかよ。
これは確かに難しいです。
いくら東京芸大、武蔵美、多摩美を出ようとも誰もがそんなことができません。
だって、みなさんお金出して絵を買いますか。
買わないですよね、なかなか。
そもそも、そういうマーケットが小さいんですよ。
また、音楽も交響楽団って、ほとんど新入社員取らないんですよ。
あれは誰かが辞めないと採用しないので、確かにコンサート行ったりして知名度は高いですけど。
劇団だってそうですよ。
食べていけるような有名な大きい劇団なんて、皆さん、2つ3つしか思い浮かばないでしょ。
ああいうところなんて、本当に入れない。
音楽とか美術で食べていこうとすると難しいので、親や先生は反対するんですね。
私はそう思いません。
むしろ行くべきです。
これは、親や先生が反対するのは就職という意味で心配しているんですね。
でも、実際は音楽や美術を学んで、普通の会社入ればいいのです。
どこでも入れますよ、大学出ていれば。
それは他の有名な大学と変わりません。
しかも、例えば自動車会社とか大手のメーカーなんていうのは、
美術やデザインの枠と一般の社員と2回募集していて、美大出たら両方受験できるんです。
音楽大学も音楽で勉強したことを生かして、どんな会社にも入れる。
音楽の先生とかピアノ教室とか劇団に入らなきゃと思っているから、就職がめちゃくちゃ狭いのです。
はっきり言って、フランス文学科を出て、フランス文学の就職をする人はいますかって話ですね。
歴史学科で織田信長をやって、織田信長株式会社はないんですよ。
あっても本能寺で潰れますけどね。
学んだ内容をその後は活かした就職先なんて、そもそも文系学部のほとんどには存在しない。文学部哲学科があると言っても哲学の就職先ないわけです。それと音楽も美術も同じ。
幅広い教養と少なくとも他の大学生とは違って、
音楽や芸術、美術、デザイン、演劇、映画という特殊能力があるわけでしょ。
その特殊能力を生かして、例えばIT企業に入って、美術や音楽の才能を生かした面白いソフトを作るとかね。
例えば、皆さんゲーム好きでしょ。
ゲーム音楽作っている作曲家って、ちゃんと例えば東京藝大の音楽学部とか出ていますから。
そのあとコンピューター会社入ってゲーム音楽をつくるってこともできるんです。
そのため、実は就職の出口はめちゃくちゃ広い。
就職が悪く見えているのは、その純粋な芸術だけで食べていこうという夢を持っている人が若干いるのと、
親や先生が他の職業を知らないで、限られた職業にしか就けないと思っているからで、
実際には美術、音楽の学部を出たら、何にでもなれます。
あなた自身が食べていけない世界に行くだけで親を心配させないで、
例えば実際の夢はともかく、どこか大企業入るよというふうに、とりあえず言っておけばいいんです。
そして、実際に大学時代にいろいろ考えていけばいい。
普通の会社員やりながらいつかは美術、音楽で一山当たるかもしれないです。
会社員やりながらイラストを描いたり。
ということで、美術、音楽学部は食えないということは全くありません。
というか、あなたが食えるように生きるんです。
ということで頑張ってですね、この親御さんも安心して高い学費を払ってですね、行っていただくと。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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