日本の大学全部行った男、山内太地です。こんにちは。
「AO 入試の面接をうまく乗り切る方法」という話をしたいと思います。
AO 入試を受ける人、面接は不安ですよね。
大学教授の先生たちを相手に
「私は、僕はこういう理由でこの大学に入りたいです。そのためにこれを頑張ってきました。」
というと簡単に見えますが、知らない大学の先生相手にうまくPRできるかどうか、すごく不安になると思います。
今日は、面接で不安にならない方法をお話したいと思います。
面接というのは基本的には人と人との対話です。
そして皆さんは AO 入試で受験をする場合「うまくPR しなくちゃ」ということを考え過ぎなのです。
「私はこれを頑張ってきた」
「こういう理由でこの大学に入りたい」
というふうにしゃべることをみんな頑張ってしまいがちです。だから緊張してうまくいかないのです。
AO の面接で重要なこと、それは聞き役に回ってください。
自分がしゃべるって考えないで相手が話すことをちゃんと聞き、理解をして、それに合わせ
て返事をする。
キャッチボールであるということです。
多くの人が失敗しがちなのは自分の PR。
「私が」「俺が」
というとことに気持ちを取られすぎなのです。
例え、初めて会う大学教授であっても、いわば、皆さんがお店やっているとして、
「いらっしゃいませ」
とお客様入ってきますよね。
「こういうものを欲しいです」
「そうですか。じゃあこの商品はどうですか」
と心の通った会話が成り立つじゃないですか。
それを大学の面接官の先生とやるって考えるのです。
向こうは、皆さんを落とそうと思っているわけじゃないのです。
我々の大学が考える欲しいタイプの学生だったら、ぜひ来てほしいという気持ちで会ってくれるわけですから、何も嫌がらせや文句を言いに来ているわけではない。
もしかしたら、用意していないような厳しい質問をされることもあるでしょう。
「別にうちの大学でなくてもいいんじゃないか」とか。
そうやって聞かれた時に「うっ」とならないで、
「なるほどこれが対話をする相手が話したいことなんだ」
まずこれをしっかり聞き役に回るって考えるのです。
そして聞いた上で的確にこちらの回答をする。
この対話を意識をしてください。
はるか昔、僕は、売れっ子のお笑い芸人の方のラジオ番組に出たのですが、その方達は、お笑い芸人ですから、すごくしゃべりがうまいかというと必ずしもそうではなくて、ゲストであった私の話をまずしっかり聞いてくれるんですね。
「山内さんは日本中の大学行ったんですか、僕の母校はどうでしたか」
「そんな面白いことあるんですね」
というふうに、実は、お笑い芸人さんの一流の人というのは、話すことが上手いだけではなくて聞き役がうまいのです。
皆さん、ほかの生徒、友達や親や先生に面接の練習をしてもらう事があると思うのですが、その時には、ぜひ相手が質問してくることを聞くということをまずしっかり練習をしてください。
一方的に自分を表現するのではなくてキャッチボールのように対話をする。
これを意識をして聞き役に回るということを考えながら面接をすれば普通に人と話すということに過ぎないわけですから、落とされるかどうかわからない嫌な試験だって気持ちは薄らいでくるはずです。
ぜひこれを意識してください。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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