みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
「保護者の皆様向け、一般選抜だけでなく総合型選抜を狙おう」
という話をしたいと思います。
保護者の皆様にとって、大学受験というとご自分がなさったという人も多いでしょうが、
基本的には一般入試のイメージが強いと思います。
例えば、文系の大学だったら国語と英語と社会。
多くの人は日本史か世界史とりますよね。
理系の私立大学だったら、理科と数学と英語みたいな。
あるいは国立大学といえば5教科で受験をする。
当然、お子様もそういう受験をするという人は多いと思いますが、
なんとびっくり、今や国立大学の3割が推薦に移行をしようとしているという時代なんですね。
また私立大学も推薦を大幅に取り入れている学校が多いです。
推薦というとスポーツで行くとかあまり点数の勉強ができない人が狙うんじゃないかと思っている方がまだまだ多いですが、
違います。
今や勉強ができる人が推薦も狙う時代なんですね。
これを今は総合型選抜と呼んでいまして、大きくはテストの点数ではなくて、書類選考と面接と小論文でいくということが多い。
ただし、国立大学の場合には、大学入学共通テストも要求したり、英語の外部試験があったもしますが、探してみると神戸大学とか名古屋大学とか北海道大学とか筑波大学のようなトップ大学であっても、なんとビックリ共通テストなしの学部学科もあります。
もちろん一般選抜でテストの点数で大学受験をするというのは基本ですが、それで誰もが
名門大に入れません。
そんな時に諦めないで、総合型選抜では、トップ大学を受けるんです。
例えば慶應義塾だったらSFCが総合型選抜でかなりの人数をとっています。
また文学、経済、法律。これらの学部も総合型選抜の入学定員もかなり増えてきているんですね。
つまり、推薦ではなくて大学受験は一般選抜で行くという考えを捨ててください。
それだけで考えているとトップ大学に挑戦できないわけですね。
誰もが東大、早慶へ入れればいいですけど、そうじゃないじゃないですか。現実的に。
うちの子は頑張ってはいるけどトップ大は難しいという場合は、トップ大学は総合型選抜で挑戦をする。
そのために重要なのは、入れたい大学のホームページで3ポリと呼ばれている3つのポリシーですね。
アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシーをちゃんと読んで、
この大学はこんな教育をやっている。
有名だから入りなさいというのは一番よくないです。
そうではなくて、この大学ではこんな教育を受けられるからいいよというのを親子で調べてください。ぜひ保護者の皆様ももう1回受験生の気持ちになってお子さんがどこでも挑戦できるんだったら、ぜひこの学校へ。
それも親が行けと言うんじゃなくてお子さんと一緒に調べて、例えばロボットの勉強だったらこんなすごい先生がいて、こんな研究設備があるから、例えば東工大がいい。
その場合一般選抜だけで全員は入れません。
でも、総合型選抜だったら、どちらかというと点数の競争よりも書類選考や面接でうまくPRをすることによって高校の序列に関係なく、偏差値や模試に関係なく名門大に受かる時代ですから、そっちも考える。これによって受ける大学の幅を広げてください。
今、やっぱり僕が自分の子供に挑戦させるのであれば、一般選抜先発で入れそうなところというのは模擬試験、偏差値でだいたい自分の子供の実力わかっちゃうじゃないですか。
そこはもちろん狙うとして、総合型選抜ではやっぱりトップ大学に挑む。
点数の競争だけでは難しいと言うならば共通テストを課さない国公立や難関私立大にも挑戦するというふうに、いわゆる保護者の時代の推薦と一般入試を組み合わせることで、
名門大学に挑戦する幅を広げるというのがこれからのやり方です。
気をつけないと、
意識が古い高校だと推薦を嫌うところが多いですが、これは保護者さえ賛成していれば、学校側は説得できます。
要は、うちの高校は推薦なんか。
わかりました。
では、うちの子は一般もちゃんと受けますと、一般もちゃんと受けますから、
総合型選抜で難関校に挑戦するのを先生は応援してくださいと。
あとは嫌がる高校というのは、要は、書類選考や面接や小論文の指導を高校の先生がやるのが忙しいから避けているんですね。
その場合は簡単で親がやりますと言うんです。
あるいは本人がちゃんとやりますと言うんです。あるいはそのための塾を使うのも悪いとは思いません。憧れのトップ大学の総合型選抜をしっかり狙いつつ、一般選抜に学力で挑戦するということでちゃんと高校側も説得し、両方を狙ってください。
こういう時代なんですね。
これを戦略的にやることで、本当に入りたい大学にお子さんに入って欲しいと思います。
是非ご検討ください。
ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。多くの受験生が、大学受験をする際に様々なことで悩みを抱えています。
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