みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
東大推薦2021という話をしたいと思います。
東京大学の推薦の合格者の出身高校が判明しまして、
週刊誌のサンデー毎日の3月7日号に全部掲載されているということで、
これを読んで、とても注目している学校が何校かありますので
ぜひこれを皆さんにご紹介したいと思います。
東大合格おめでとうございます。
この敦賀高校というのは福井県の中でいわゆるトップ高校ではないのです。
福井のトップの公立高校というのは、
福井市にある藤島高校・高志高校、それから越前市の武生高校というのが
福井県の御三家と言われていて、優秀な中学生はそちらへ進学します。
敦賀高校はそういうトップ校ではないにも関わらず東大に受かっているし、
そもそも受験したことが素晴らしいのです。
そんなたくさん東大に入れる高校ではないです。
でも、ぜひとも推薦に挑戦しようとして結果を出したということで、
とても注目しています
うちの高校はトップ高校ではないから、東大なんて受からないと思ってる人、
あなたは受かります。
東大に入って当たり前という高校の人は頑張ってください。
でも、そうではない人、
ぜひ推薦だったら僕・私も行けるかも!と希望を持って欲しいのです。
次なる注目校、青翔開智高校ってどこだよ!と…
これは鳥取県鳥取市にある私立の中学・高校であり、
まだ歴史の浅い学校で、今回がなんと開校以来初の東大合格者です。
まだできて数年の新しい学校なのに、
この青翔開智高校がすごいのは、生徒全員が卒業論文を書くのです。
高校時代に探究的な学習を皆さんやっていると思うのですが、
それを高校卒業時に、大学の卒業論文のような感じで僕は・私はこんな研究をやりました
というのを論文を書いて発表をするということをやっています。
そうすると、一人ひとりの高校生が
僕は・私はこんなことを頑張って研究したんだということがしっかり持てます。
そうすると東京大学をはじめ、
自分が本当に行きたい大学に総合型選抜で挑戦しやすい空気が生まれます。
そして、今回しっかり結果を出したということで、
この鳥取県の青翔開智高校、あまり全国的に知られている学校ではないのですが、
探究学習を総合型選抜に生かして、名門大学に合格するという点では
なかなかの実績があるので、私はとても注目しています。
次はN高校、今年も東大に受かりました。
すごいですね。
これからは本当にネットの高校から総合型選抜で東大に受かる時代になりますので、
通信制高校だから不利だと思わずに、ぜひ挑戦して欲しいです。
さて、上記以外の注目校が2つあります。
東京大学の推薦は1高校から4人受験できるのですが、
さすがに4人受けたから全員合格という訳ではありません。
今回最も多いのは、3人合格したところで、
そこが全国トップになります。
推薦で東大に一番多く受かった高校というと、
皆さん、東京や関西の名門の高校をイメージすると思いますが…
なんと!秋田高校と山形東高校なのです。
県立トップ高校です。
でもこれで1つ分かったのは、
推薦というとスポーツとかそういう人が行くもので、
みんな一般選抜で点数の競争で東大でも東北大でも行けよ、というのが
おそらく昔の秋田高校や山形東高校だったのです。
ところが完全に流れが変わったのです。
トップ県立高校が、どんどん推薦で東大を目指し、3人受かっているというのは、
東京の名門校よりも多いのです。
流れは変わりました。
なので、特に地方の人で県立高校があまり推薦に力を入れていないという場合は、
率直に申し上げます。塾を使ってください。
自分が本当に入りたいのであれば、推薦でトップ校に入れます。
地方も不利ではないということは敦賀や秋田高校が証明している
というのがこの2021年度の東大の推薦入試でした。
おそらくこれからは、僕も私も一発逆転できるかもという受験生は増えると思います。
でも、皆さん一人ひとりが自分だけの対策をしっかり立ててぜひ挑戦して欲しいです。
頑張ってください。
ありがとうございました。
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