みなさん、こんにちは。
日本の大学全部行った男、山内太地です。
一橋大学社会学部の魅力という話をしたいと思います。
結構、受験生で社会学に関心を持っている人は多いです。
面白そうな学問だということで。
首都圏であれば立教大学・法政大学・東洋大学に社会学部があります。
関西は結構盛んで、関関同立の全部に社会学部が揃っています。
近畿大や京都産業大や龍谷大にもできました。
この社会学は面白いのですが、国公立大学となると、
国立大学の文学部の中に社会学という領域が少しあることになります。
もちろん、しっかり勉強はできます。
私立大学の大規模校のような巨大な社会学部というのは、
国公立は一橋にしかありません。
あとは、大阪大学の人間科学部でも結構じっくりできますが…。
なので大規模社会学部を考えている人、
この道の頂点はやはり、一橋大学です。
東大にも社会学はありますが、学部としては一橋です。
ここは本当に素晴らしいので、この一橋大学の社会学部を知ることが
立教・法政・東洋・関関同立などを目指す人にとっても
入ってから社会学という学問の全体像を掴む時に
一橋を知っておくことはとても面白く、重要です。
一橋の社会学部の良いところは、様々な研究分野があるところです。
社会動態研究分野というのが、いわゆる社会学の基礎中の基礎の部分で、
他大学の文学部社会学科や国立大学で社会学もありますという領域の
例えると、社会学の素うどんみたいな部分です。
一番の基礎のところがこの社会動態研究分野の社会学で、
それから絶対に社会学部の人がやる社会調査・国際社会学といったことの
勉強ができるので、これは文学部社会学科的な内容だと思ってください。
中央大学とかにある感じです
次の社会文化研究分野、これが一橋のすごいところで
哲学・倫理学・社会思想史・文芸・言語とほとんど文学部です。
東京大学の文学部とか教養学部に行きたいけど、ちょっと…
でも一橋って文学部ないよね…という人!
あります。
一橋は社会学部が文学部の勉強内容を包括しています。
なので国立文学部希望の人、一橋の社会学部に行きましょう。
哲学など、しっかり勉強ができます。
社会行動研究分野。
ここは社会心理学・社会人類学・社会地理学と名乗っていますが、
要は社会学の中で心理学や人類学・地理学をそれぞれの分野のようにしっかりできます。
地理学科とか心理学科はありませんが、勉強はできるということで、
この一橋の社会学部がいかに多くの学問領域を扱っているかというのが分かります。
人間・社会形成研究分野。
ここは教育社会学・スポーツ社会学・政治学ということで、
もともと一橋大学の社会学部は法学部とくっついていたので、政治社会学の分野もあるのです。
この政治・スポーツ・教育ができるというのは、
文学部社会学科ではなかなかここまでの教員は揃わないです。
ですから、やはり一橋の社会学部がいかに多くの
学問分野を扱っているかというのが分かりますね。
総合政策研究分野。
ここは雇用・労働・生活問題・コミュニティ・労働・医療・地域
といったような社会科学全般です。
他の大学とか一橋にもあるのですが、
経済学部や法学部、商学部が扱うような領域も社会学の中でやるということで、
これは立教や法政・立命館・関大・同志社などだと産業社会学や産業関係学といったような
社会学と労働 ビジネスの関係を考える、
働きすぎってなんだろうとか地域の関係とはみたいな、
そういうことがじっくりできる総合政策研究分野、
これが社会学部に包括されているというのは、やはり非常に学問分野が広いです。
小さいところだと、この分野までは力を入れていなくて、
例えば、東洋大学辺りだと割と人文よりの社会学のイメージが強いです。
社会科学の分野がそんなに充実しているかと言われると、どうかなかという学校もあるので、
社会科学のところもしっかり教員陣が揃っている一橋大学はやはりパーフェクトです。
最後が歴史社会研究分野。
ここは近現代歴史学・日本史・中国・朝鮮・ヨーロッパ・アメリカ史が勉強できますが、
ここは分野が限られているとはいえ、文学部歴史学科みたいになっています。
歴史社会学という分野もありますから、
結局は哲学や歴史・文学といったものまで全部を包括している
一橋大学の社会学部というのは、社会学をやっているだけではなく、
文学部の領域全部、それから経済や法律の領域も勉強できるということで
ここは本当に最高なのです。
社会学を考えて目指している人は、現実的には皆は入れないにしても
社会学の全体像を掴む時に、まず一橋大学の学問領域を知っておくこと、
社会学ってこんな広い世界なんだ!と。
その上で自分が志望している私立はどの分野が強いのかな、
自分がやりたい勉強はどんな先生がいるのかを探すきっかけとして
要チェックの学部です
ぜひご検討ください。
ありがとうございました。
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