日本の大学全部見学した男、山内太地です。 法政大学人間環境学部は何の勉強をするのかというお話です。法政大学に人間環境学部ってありますね。 気をつけてください、これは環境問題をやる理系の学部ではありません。コテコテに文系です。
ですから、ガチ理系がやりたい人は法政大学理工学部に行ってください。あるいは農学部のある大学に行くほうがいいですね。環境問題をやりたい場合結局は技術があることが大切なんです。ですから理工学部で土木や建築、あるいは農学部の農業園芸といったように、本当に環境問題に取り組みたければ正直理系に行くしかありません。
ではなぜ、法政大学人間環境学部なのか。文系よりの環境問題が勉強できる学部だってあるからです。 もともと法政大学の人間環境学部はどうやって誕生したでしょう。
実はここは、経済学部や経営学部や法学部の夜間教育の学部だったんですね。
二部教養部と言いましてかつての法政大学には夜だけ授業をやるっていう二部というものを設置していました。
ここの先生方を集めて新しい学部にしたのが人間環境学部なんですね。
また文系の大学であっても、生物学や物理学や地球科学といったいわゆる理学系、理系の先生って絶対抱えているわけです。要はこの理系の先生たちがせっかくいるんだから、この先生達のもとではちゃんと理系の環境問題が学べる。
つまり経済経営法律あるいは時々ちょっと文学の先生もいらっしゃるんですが、プラス物理化学数学といった理系の要素が混じって文系寄りの環境問題をやる学部。実は学問内容としては早稲田大学社会科学部とそっくりです。
ですから、正直滑り止めに使ってもいい。
早稲田大学の社会学部っていうのはもともと政治経済学部と商学部と法学部の夜間が合体してできているんですね。
だから政治経済学と商学と法学の全部勉強できる。
しかも先ほどのように理系の先生もいれば文学の先生もいる。なんでもありこの早稲田大学社会科学部の法政版が人間環境学部なんです。言葉だけ見て人間と環境を勉強している。と思わない方がいい。
実際には経済法律そして理系の勉強もできるんですね。
ですから、そう考えた時には必ずしも環境問題ではないんですね。
もし経済経営系の学部受験生多いと思うんですがプラスちょっと理系の要素があるとか、あくまでも文系寄りで環境問題をやりたい人、あるいは、正直何がやりたいかわからなくて文系の学問を幅広くやりたい人には人間環境学部は面白いと思います。
絶対文学とか経済学って決まっている人はぶっちゃけそっちへ行ってください。そのほうがいいです。
でも入ってからゆっくり考えたい人、いろんな学問をつまみ食いしながら得意な分野を決めたい人には、人間環境学部は向いています。バイキング料理みたいなもんですね。 いろいろ食べてみて自分で美味しいものを見つけるという点では非常に面白い学部です。 もともとは夜間にも授業をやってたんですが、今は他の学部と変わらない昼間の学部ですので、別に人間環境学部だけが大学内で立ち位置が悪いということは一切ありません。
ですから、法政大学志望の人には選択肢の一つとして考える。経済経営法学部あたりと併願してみるといいと思います。
そして経済法律のゼミに入ってしまえば別に就職する時になんら不利ではありません。まして経済学部多摩キャンパスなんで、都心の市ヶ谷がいい人は人間環境学部やキャリアデザイン学部でも同じような勉強は出来るんですね。
このようにおかしな名前の学部って言うと言葉悪いんですけど面白い学部いっぱいできましたよね。
いろんな学校に。これを純粋にその学問をやってるって思い込まないこと。どんな学問分野の教授がいるのかなって調べるとその大学の正体が見えてくるんですね。
これはMARCHの他も同じです。ですから、面白い名前の学部を見つけた場合は、じゃあ元々の学問分野はどういう先生がいるのかなっていう風にパンフレットやホームページで調べると良いと思います。
頑張ってくださいありがとうございました。
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