これからの大学入試の目指し方
大学入試が大きく変化してきています。
昨年の入試から総合型・学校推薦型選抜による大学への入学者が一般入試の入学者を上回りました。
つまり大学入試は保護者の方々が受けてきたような一般入試ではなくなってきているのです。
2023年度入試
「入試別 大学入学者の割合」
2023年度入試
「入試別 大学入学者の割合」
- 一般入試(一般選抜):49%
- 総合型・学校推薦型選抜:51%
私立大学は約60%が総合型・学校推薦型選抜で入学、
国公立大学も30%が総合型・学校推薦型選抜での入学者です。
東京大学も今は推薦で入れる時代になりました。
まず、皆さんにはこの大学入試の変化を知っていただきたかったのです。
これまでの入試であれば、高校3年生からの追い込みで合格を目指すことも可能でした。
しかし、総合型・学校推薦型選抜はそうはいきません。
なぜなら、総合型・学校推薦型選抜は「出願資格」として、評定平均(内申点)が必要だからです。
評定平均は、ご存じのように「高校1年生から高校3年生1学期までの内申の平均点」で決まります。
そのため、高校3年生になってから慌てて評定対策をやり始めても当然間に合いません。
高い評定平均を取るには当然、いい成績を収める≒定期テストで良い点数を取る必要があります。
つまり、総合型・学校推薦型選抜で合格したいのであれば、
高校1年生の最初から定期テスト対策をしなければならないということです。
これが重要性が変わった理由です。
大学入試はこれまでの短期決戦から、長期的なものに変わっています。
総合型・学校推薦型選抜で合格を目指す方は、評定対策を高校1年生・2年生から始めてください。
間違っても高校3年生の1学期に評定平均が足りないとならないようにしてください。
評定平均対策と
総合型・学校推薦型選抜対策の
両方できることが合否を決める
評定平均はあくまで「出願資格」です。
この試験に受かるためには高1の最初から高3の1学期まで継続的にいい点を取り続ける必要があります。
これからの大学入試に必要なのは継続力です。
当然ですが、総合型・学校推薦型選抜自体の対策がこの途中で必要になります。
遅くとも高校2年生の途中でこの入試の対策を始めなければなりません。
この入試は高校3年生の秋ですので、これに間に合うように対策をする必要があります。
高校1年生、または高校2年生の途中で総合型・学校推薦型選抜の対策もしなければなりません。
つまり、高1の最初から定期テスト対策を始め、途中で総合型・学校推薦型選抜の対策を並行して、
行う必要があります。
ここが総合型・学校推薦型選抜で合格するためのポイントです。
ご自身での対策はかなり難しいですし、
塾や予備校、家庭教師でもほとんどはどちらか片方しか対策できないことが多いです。
どちらかしか対策してくれないとなると不安になりますよね。