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中野区

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中野区は、２３区の西部に位置し、東は新宿区、南は渋谷区に隣接しているため、地理的な利便性にすぐれています。駅周辺を除くほとんどが住宅地で、都内屈指の人口密集地であり、人口密度は２３区で豊島区に次いで第２位です。２０代から３０代の若い層が多い一方で、１５歳未満の子ども人口が減少し、生徒数の縮小によって区立小学校・中学校の統廃合がすすめられています。
中野区には、ＪＲ中央線、ＪＲ総武線、丸ノ内線、西武新宿線が走っており、都心部へのアクセスが良好です。中野駅の周辺では大規模な再開発がおこなわれ、先進的な都市機能を果たすオフィス棟などの建築がつづき、未来にむけた街づくりが進行中です。また、サブカルチャーの発信地「中野ブロードウェイ」や全長２００ｍを超える「中野サンモール商店街」をはじめとする商店街の人気も健在です。

中野区の教育委員会の教育目標は、「幼児期の教育が充実し、子どもたちがすくすくと育っている」「子どもたちが意欲的に学び、個性や可能性を伸ばしている」「自他の生命や人権を尊重する教育がおこなわれ、人間性・社会性が育っている」「健康の大切さを理解し、心身ともにたくましく育っている」「学校・家庭・地域との連携がすすみ、生きいきと学んでいる」「学習・スポーツが活発におこなわれ、社会参加がすすんでいる」「すべての区民が文化・芸術に親しみ、生活の質を高めている」と設定されています。
平成２９年度に策定された中野区教育ビジョン(第３次)では、「一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切りひらく力を育む」という教育理念を継承すると共に、①「知」「徳」「体」のバランスがとれた教育②自ら考え、学び、行動する人材を育成する教育③一人ひとりを大切にする教育④幼児期からの連続した教育⑤家庭・地域・学校の連携による教育、という５つの視点を掲げ、理念の実現を促進しています。

中野区の教育の特長としては、独自の小・中連携教育にむけた取り組みが挙げられます。小学生が年に３回、中学校に行って授業・部活動を見学する【オープンキャンパス】、中学の教員が小学校で授業をし、小学校の教員が中学で授業をする【乗り入れ指導】、中学生が小学生に勉強を教える【リトルティーチャー】などを実践。子どもたちが安心感と自信をもって中学校へ進学できるように、切れ目のない教育を重視しています。
中野区のご家庭の教育の特長としては、私立中学への進学率が約２5％で、およそ４人にひとりが私立中学に進学していることもあり、教育熱心なご家庭の増加がみられます。