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医学部の受験勉強は高1から始めるべきか?

・医学部に合格するためには、高1から始めた方が良いのか?

・それなら、塾・予備校に通わせるべきか?

・高1から何をやるべきか?

・1日どの程度の時間、どんな内容を勉強していけば良いのか?

 

という疑問にお答えしていきたいと思います。

 

 

1.医学部に合格するためには、高1から始めましょう

 

まずは結論からお伝えします。

 

医学部に合格するためには、高1から勉強を始めましょう。

 

詳しい理由については、下記の記事でご説明しております。

≫参考ページ:医学部受験の勉強を本格的に始めるのはいつから?

 

 

2.高1から、塾・予備校に通うべきか?

受験勉強を始めるにしろ、高1から塾・予備校に通うかどうかは疑問が残るかと思います。

 

ここでは、学校と塾・予備校の両方の比較をしてみましょう。

 

私立の高校では、3年間の授業を高2までにすべて終わらせる高校が多いですが、公立高校に至っては、高3の冬まで授業が終わらないところがあります。

 

それに対し、塾・予備校のほとんどの医学部受験コースは、主要科目の高校3年間分のカリキュラムを、たった1年で終わらせるスケジュールです。

 

実際に、医学部入試の出題範囲(数学はI・II・III・A・B、英語はコミュニケーション英語I・II・英語III・英語表現I・II)を考えてみれば、学校のカリキュラムに従って勉強を進めていては間に合わないでしょう。

 

医学部受験の現状を考えますと、浪人生と互角に戦うためには、高1からの「先取り学習」は必須と言えます。

 

高2から塾・予備校に通うのでも遅くはありませんが、早めに勉強のペースを掴むためにも、高1の段階から始められることをおすすめします。

 

 

3.医学部合格のために、高1の時にやるべきこと

 

 高1の時、やるべきことを2つの種類にまとめてみますと、

 

(1)穴を作らず、基礎をしっかりと身につける

 

(2)先取り学習をし、難しい問題(受験レベルの問題)に挑戦する

 

2つのことです。

 

塾・予備校のコースでこの2点は解決されると思いがちですが、実際には塾・予備校の限られた時間の中では、「基礎を振り返る時間がない」「苦手分野を克服できない」という問題は存在しています。

 

基礎がしっかりしなければ、学年が進むごとに成績が伸び悩んでいきます。

 

そして多くの受験生は、「高2の後半、医学部受験を強く意識し始めた時に初めて危機感を抱く」ことが多いです。

 

苦手が増えているなと実感はしていても、対策を後回しにしてしまってはいないでしょうか?

 

高1でできた穴は高1の内に埋めておかなければ、後からでは取り返しのつかないことになってしまいます。

 

ぜひ気を付けましょう。

 

 

4.医学部合格のための、高1の受験勉強基準

 

参考ページ:医学部受験の勉強を本格的に始めるのはいつから?

 

上記でお伝えしたように、高1では英語と数学の攻略がポイントです。

 

(1)英語

高1のうちに英単語を完成させ、英語長文に慣れておきましょう

 

英単語については、単語帳をメインに、長文読解の中でわからなかった単語をノートにまとめておくのも良いでしょう。

 

英語長文に関しては、春から夏までは毎週1つ、夏休みから段々に増やしていきましょう。

 

 

(2)数学

数学は、基礎をしっかりと身につけることが重要です。

 

そのために、高校の授業も決しておろそかにしてはいけません。高校の課題などの基礎的問題集は必ずこなしましょう。

 

その上で、塾・予備校での問題を解く時間を確保し、数ⅡB・Ⅲに早くから手をつけられることを目標にすることをおすすめします。

 

高1の時点で基礎力・計算力・解答スピードが身につかないと、高2以降の演習量についていけなくなるでしょう。

 

 

5.まとめ

 

医学部を狙うのであれば、高1から受験を意識して勉強を取り組むことはすでに当たり前のようになっています。

 

しかし、高度な勉強を意識するあまり、基礎をしっかりと身につけることがおろそかになっているケースが多々見られます。

 

医学部受験といっても、基礎が重要となることに変わりはありません。

 

特に英語、数学は高1のうちに基礎をしっかりと見につけなければ、高2以降は間違いなくついていくことが困難となります。

 

また、数学の得意不得意は、理科の選択科目にも影響してくる重要ポイントです。

 

高校1年生の1年間を大切に過ごしましょう。