東邦大学医学部専門対策

偏差値が届いていなくても、東邦大学医学部に合格ができる理由

東邦大学医学部に受かるためだけに特化した勉強法に切り替えましょう

東邦大学医学部　入試問題の特徴と傾向

• 英語

  

  発音・アクセントの対策を怠らないよう注意

  東邦医学部の英語は、文法の単独問題があります。しかし近年その割合は減少傾向で、出題内容も「誤文訂正」「短文完成」といった限られた出題パターンです。一方で、発音・アクセントが5問ずつ、毎年出題されているため、東邦医学部を志望する受験生は対策が必要でしょう。

  東邦医学部の長文読解は、年度によってばらつきはありますが、大問4～5題分ほど出題されています。90分で600～700語の文章量を読み、60個もの小問に解答する必要があります。扱われるテーマは、医学関連か、自然科学にまつわるものが多いことが特徴です。2012年度からは少なくとも1つ以上は、特定の病気や病気の原因、健康、医薬品といった話題から出題されています。

• 数学

  

  確率・数列・ベクトルの攻略がカギ

  東邦医学部の数学の出題範囲は、数Ⅰ～Ⅲ、数Ａ・Ｂ（数列・ベクトル）で、数Ｃは出題されません。

  例年幅広い分野から出題されており、全分野から偏りなく設問が作られています。ですが、「微分・積分」は必ず2～4題分の出題があるため、点数に結びつきやすいと言えるでしょう。

  その他では「確率」「ベクトル」「数列」の出題頻度が高く、標準的なレベルの問題が多いため、点数を落とさないよう重点的な対策が必要です。また、「データの分析」は他大学ではまったく出題されていない分野のため注意しましょう。

• 化学

  

  例年40問程度と問題数が非常に多い

  東邦大学医学部の化学は、他の大学の設問数が30問前後であるのに対し、例年40問程度と問題数が非常に多いのが特徴です。また、大問1では20問程度の小問集合が出題されることも、他大では見られない特徴です。問われる内容は基本的なものがほとんどである一方で、正誤問題では”誤っている”ものを選択させるような問題が散見されるため、正確な知識が求められる内容であると言えるでしょう。

  出題の多い理論分野では、「化学結合」「溶液」「化学反応とエネルギー」などがよく取り上げられていましたが、特に出題が目立つのが「酸化還元反応と電池・電気分解」です。電気分解やイオン化傾向、酸化還元反応に関する問題などが多岐に渡って出題されます。酸化還元反応については、前半の総合問題ではなく、後半の大問の1つとして取り上げられることが多いため、きちんと対策を講じておきましょう。

• 物理

  

  力学・電磁気を優先的に対策

  東邦医学部の物理は、大問数は年度により異なり、10～14題とバラつきがありますが、小問数は全25題と変わりありません。2014年度以降は「力学」「電磁気」からの出題が多く、この2分野は「熱力学」「波動」の分野よりも比重が高くなっていることが分かります。小問25題中16問が「力学」と「電磁気」の分野だった年度もあり、合格するためには対策が必須です。また、2016年度は最後の設問で「原子」からの出題があり、今後も注意が必要でしょう。

  東邦医学部の物理は、出題範囲がかなり広いため、他の私立医学部で見られない珍しい内容の問題も出題される特徴があります。例えば、「パルス波の反射」「気体分子の2乗平均速度」「自己誘導」「交流」などです。東邦医学部の物理を受ける場合、こうした東邦医学部独自の問題にも対応できるように、しっかりと対策する必要があります。

• 生物

  

  進化・系統、動物の反応などが頻出

  東邦医学部の生物は、他の医学部に比べ問題数が非常に多く、医学部入試の生物11分野のどの分野からも出題があるということが特徴です。生物の出題範囲から分野を問わず、かなり詳細な知識を問う5問が出題されています。過去5年では「進化・系統」が、ほぼ毎年大問1題分は出題が見られます。次いで「遺伝情報」「動物の反応」などが挙げられます。解答はマークシートで、5～10個程度の選択肢の中から、正しいもの（あるいは誤っているもの）を1つ選択するという形式をとっており、計算問題も数値を選択して解答するようになっています。

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