入試が近づくと、どれだけ当日に備えて対策などを万全におこなっていても、なんとなく気持ちが落ち着かないという方も少なくないでしょう。
でも、直前になって慌ててしまうことは禁物です。そのときにできることを押さえておき、焦ることなく入試当日を迎えましょう。
今回は、プロ家庭教師の指導経験をもとにした、医学部受験生が入試直前期にできる入試対策をご紹介します。
直前だからこそやっておきたいことのほか、土壇場で慌ててやらないほうがよいことなども取りあげますので、受験本番に向けた直前対策にぜひお役立てください。
1.過去問や模擬試験の見直し
過去問で間違えた問題や解けなかった問題を、そのままにしてはいませんか?苦手な科目や単元を可能な限りなくしておくことは、私大医学部受験ではとても大切です。
入試直前には必ず、苦手だと意識している過去問の復習や、模擬試験で誤答があった箇所をしっかりと見直しましょう。
私大医学部の入試は全国のトップレベルの受験生による争いで、合格を勝ち取るためには、なるべく苦手や弱点を残さないことが肝要です。
また、入試の直前期になって新しい問題集に取り組むのは、あまり得策ではないと考えたほうがよいでしょう。
これまで実行してきた学習のペースが土壇場になって乱れてしまう可能性もありますし、メンタル面でも不安の種を増やしてしまうことになりかねません。
2.入試直前期はオンライン家庭教師で総仕上げ!
インターネットでプロの先生から学べる、オンライン家庭教師をご存じでしょうか。
入試直前期の総復習には、オンライン家庭教師による授業がおすすめです。
受験生個人の弱点の応急処置や、入試対策の総仕上げを効率的に進めることができます。
オンライン家庭教師の大きなメリットは、志望校に合わせた受験対策に精通している点です。
医学部専門のオンライン家庭教師なら、講師陣はすべて医学部受験に特化したプロの家庭教師です。
私大医学部各校に関する最新の受験情報をリアルタイムで知らせてもらえますし、受験生一人一人に応じた苦手や弱点対策にも対応してくれます。
同じ指導を塾や予備校で受けるのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
また、入試直前こそ第三者の客観的な視点による指導をしてもらえることは心強いもの。
プロ家庭教師と一緒に受験勉強の総決算するのは、難関といわれる私大医学部受験において得策といえます。
3.入試当日と同じスケジュールで過ごす
入試直前にやっておきたいこととして「家で入試の予行演習をすること」も挙げられます。
入試本番の1日の流れを把握し、朝から当日とまったく同じスケジュールで時間制限を設けて過去問をすべて解いてみるのです。
学校が休みの日など、丸1日自由に使える日を活用して、ぜひ本番でのペースなどをある程度つかめるようにしておきましょう。
お弁当を食べるお昼休みや休憩の時間などもしっかり設け、入試当日と同じように1日を過ごしてみてください。
筆記用具なども入試と同じように削ってそろえ、机から落とさないよう気をつけるなど本番の気分を実体験しておくとなお良いですね。
また、入試直前期で気をつけたい点には、「直前だからといって夜遅くまで頑張らない」こともあります。
生活リズムを整えて入試本番に臨まなければ、体調やメンタルの面で不安を残してしまいがちです。
そもそも、大学入試は直前の一夜漬けだけで成功させられるものではありません。
これまで頑張ってきたことの復習と再確認に努めながら、並行して心身のコンディションを管理することにも集中したほうがよいでしょう。
おわりに
今回は「医学部受験ガイド」として、私大医学部をめざす受験生におすすめの入試直前対策法を3つご紹介しました。
医学部の入試では苦手な科目や分野をなくすことが最優先ですが、私大医学部の受験で大切なことには「志望校対策」もあります。
各大学のカラーが入試問題にもしっかりと反映されるという特色がありますから、過去問の復習や出題率の高い分野の把握が必須。
特に直前期は、不明点や不安な点を1つも残さないことを意識しながら、入試対策の総仕上げと体調を整えることに集中しましょう。