医学部に合格するためには、ただ漫然と長時間机に向かったり、難しい問題をひたすら解いたりすればよいわけではありません。
いかに効率よく、計画的に勉強するかといったことが合格への鍵となります。
そこで今回は、医学部を目指す受験生のみなさまに「入試までの計画(スケジュールの立て方)」をご紹介します。
計画の立て方1.まずゴールと課題を設定する
私立医大、私立大医学部は近年の実学志向もあり、進学先として人気を集めています。
このため医学部全体の傾向として入試は難化し、成績上位者による争いが激化している状況です。
このハイレベルな戦いに勝ち抜くためには、モチベーションの維持が欠かせません。
まず計画を立てる前に、医学部を受験する動機を再確認しましょう。
なぜ医学部を受験するのか、大学で取り組みたいこと、最終的にどのような医師になりたいのかを明確にし、医学部受験へのモチベーションを高めるのです。
医学部を受験する動機を確認できたところで、ゴール(志望校)を設定し、ゴールにたどり着くまでの課題(やるべきこと)を洗い出します。
現在の成績と志望校のレベルにどれくらい開きがあるのか、模擬試験の結果などを通して把握してください。
目指す場所と自分の立ち位置がはっきりすれば、目標を達成するためにやるべきことが見えてきます。
自分に足りないものを認識し、入試当日までにやるべきことをリストアップしていきましょう。
また、計画を立てるにあたって情報収集が大変重要です。
志望校の入試問題の傾向や倍率など、必要な情報を手に入れなければ、何が課題なのかを把握することができないからです。
しかし、1人でできる情報収集には限度があります。
医学部受験に詳しい人、例えば医学部受験専門のプロ家庭教師や予備校を利用するのも方法の1つです。
それでは、入試までの計画(スケジュール)の立て方について具体的に説明します。
計画の立て方2.まず1年間の計画を立てる
ゴール(志望校)を設定し、課題のリストアップができたら具体的に計画を立てていきます。
計画はまず大枠から考えることをおすすめします。
1日の過ごし方からではなく、最終的な目標(志望校合格)から逆算して、いつまでに何をやるべきなのか、1年を通して中間目標と具体的な学習内容を決めていく方法です。
1年間のスケジュールの考え方(例)
・3月~8月(始期)
基本演習を徹底的に行い、苦手分野を克服する。
・9月~11月(中期)
志望校の過去問をひと通り解き、実践的な演習に取り組む。
・12月~2月(入試直前期)
本格的に過去問演習に取り組み、実力を固める
計画の立て方3.最後に 1日の計画を立てる
1年間のスケジュールを立てられたら、最後に1日のスケジュールを立てます。
平日と休日に分けて、どのように時間を使うか細かく決めていきましょう。
1日のスケジュールを決めるにあたって注意したいのが睡眠時間です。
夜はあまり遅くならないうちに勉強を切り上げ、翌日スッキリとした頭で勉強できるよう、睡眠時間は十分に確保しましょう。
そのためにはメリハリをつけて1日を過ごすことが鍵になります。
また、朝の学習は頭の体操になるため、起床後1時間ほどは前日の復習に充てることをおすすめします。
休日や夏休み・冬休みなど長期休暇の間もなるべく早めに起床し、生活リズムを崩さないように計画を立ててください。
コンスタントに勉強時間を確保できるかが医学部受験の成否に影響します。
もちろん気分転換は必要なので、メリハリがつくよう勉強と休憩の時間配分を考えましょう。
これで医学部受験の計画が完成です。
あとはスケジュール通りに学習を進めていきましょう。
また、定期的に計画通りに実行できているか、きちんとチェックし管理することを忘れずに。
なかなか計画通りに進められない場合は、課題を詰め込みすぎていたり、自分に合わないレベルの目標を設定していたりする可能性があります。
そのようなときは、学校の先生や医学部受験対策に精通したプロ家庭教師に相談してみるとよいでしょう。
おわりに
医学部受験に臨むにあたっては、明確な目標を定め、それに向けてやるべきこと(課題)を洗い出すことから始めます。
やるべきことをリストアップしたら、それをもとにまずは1年間、次に1日のスケジュールを立てていきましょう。
大切なことは計画的・効率的に勉強を進めることです。
1人で頑張る気持ちも大切ですが、学校の先生などにアドバイスを求めてもよいでしょう。
また、医学部受験に詳しい専門のプロ家庭教師なら、受験生個人に最適な指導とサポートを提供することができます。
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