山梨県の公立高校受験対策!
メガスタの高校受験対策とは?
このページでは、山梨県の公立高校に合格を目指す方のために、山梨県の公立高校入試の仕組みや志望校に合格するためのポイントについて紹介しています。ぜひ公立高校受験対策にお役立てください。
山梨県の公立高校入試は「前期選抜」「後期選抜」に分かれています。出願は,原則1校1学科に限られています。「前期選抜」は中学校の校長による推薦が必要ない「自己推薦型」となり、だれでも受験資格があります。「後期選抜」は5教科の学力試験に加え内申点で合否が判断され、募集定員の割合が前期選抜より高いため多くの生徒さんは後期選抜に向けて勉強に取り組んでいます。また前後期選抜終了後、欠員が生じた学校では再募集が行われます。選抜方法は面接および作文または学力検査となります。
2023年度の山梨県の高校入試は以下の通り実施されました。
2024年度の入試スケジュールもほぼ同様の日程で実施される見込みです。
前期募集
出願期間 | 1月19日、20日、23日 |
---|---|
実施日 | 2月1日、2月2日 |
合格発表日 | 2月9日 |
後期募集
出願期間 | 2月17日、20日、21日 |
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実施日 | 3月3日 |
追検査日 | 3月7日 |
合格発表日 | 3月10日 |
※日程や入試要項は変更となる場合があります。最新の情報は教育委員会が発表する入試要項を確認してください。
基本的なことですが、出願や試験日などスケジュールはしっかりとおさえておきましょう。
ここからは主に、学力試験が実施される後期募集の対策についてご紹介していきます。 高校入試の仕組みを理解しないせいで、入試直前に後悔してしまったり、損をしてしまう生徒さんが毎年大勢います。少し長いですが、ぜひ最後までお読みください。
1中学3年間の内申点+活動評価 390点満点
2学科試験の点数 5教科 500点満点
1と2の合計 890点満点
中学1年 | 5教科×5段階評価×2倍+実技4教科×5段階評価×3倍 | 110点満点 |
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中学2年 | 5教科×5段階評価×2倍+実技4教科×5段階評価×3倍 | 110点満点 |
中学3年 | 5教科×5段階評価×2倍+実技4教科×5段階評価×3倍 | 110点満点 |
試験時間 | 55分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
大問1・大問2は漢字の読み書き問題が各5問ずつ出題。 大問3以降は長文が2問、古典が1問の問題構成になっています。 中でも長文は3000字以上の問題となっているため、素早く正確に読み解く力が必要となります。
試験時間 | 45分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 6問 |
大問1は基本計算問題が5問程度。 大問2では計算問題に加えて文章題の出題 大問3以降は平面図形を用いた関数の問題や作図問題、証明問題などが出題されます。 特に図形の証明問題は例年出ている重要な問題のため、しっかり対策を行いましょう。
試験時間 | 45分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
大問1~3はリスニング問題。文章を聞いて、正しい語句などを選択する問題がほとんどです。 大問4・5は長文読解が2題出題。 空欄補充や正答選択問題や並び替え問題など比較的基本的な問題が多めです。 英文の中の日本語を英作文にする問題が頻出です。スペルミスなどに気をつけましょう
試験時間 | 45分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 6問 |
大問1は基本計算問題が5問程度。 大問2では計算問題に加えて文章題の出題 大問3以降は平面図形を用いた関数の問題や作図問題、証明問題などが出題されます。 水溶液の実験、飽和水蒸気量などの問題が頻出です。グラフの読み取りなどにも注意しましょう
試験時間 | 45分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
大問1~3はリスニング問題。文章を聞いて、正しい語句などを選択する問題がほとんどです。 大問4・5は長文読解が2題出題。 歴史・地理・公民それぞれまんべんなく出題されます。 特に、歴史に関しては前後に起きた事象などをきちんと把握しましょう。
1中学3年間の内申点
2入試本番の学科試験の点数
詳しくはメガスタの定期テスト対策ページをご覧ください
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甲府昭和高等学校
富士河口湖高等学校
山梨県の私立高等学校(全日制)は11校あります。学校によって特別進学コースや進学コース、普通科、専門コースなど学科が大きく異なります。
栃木県の私立高校の詳しいコース情報は、各学校のホームページで確認してみてください。また毎年7月~8月にオープンキャンパスや体験授業が行われます。現役生に質問ができる相談会等も開催されることもあるのでこのような機会を利用し、どの高校が自分に合うか実際に足を運んでぜひ考えてみてください。
次に入試制度をご紹介します。入試は1月初旬から行われる「推薦入試」と2月初旬から行われる「一般入試」に分かれています。
私立高校の推薦入試は多くの学校で行われています。推薦には一般推薦や学校長推薦の他に自己推薦を行っている学校もあります。また受験方式は単願推薦と併願推薦があり、両方行っている学校と単願のみ行っている学校の2通りあります。
一例として、山梨学院高等学校の場合を説明します。山梨学院高等学校(普通科コアスーパーコース)の推薦入試には、中学校長推薦と自己推薦の2種類があります。
中学校長推薦は、合格した場合には他の学校を受けることができません。選抜は中学校長の推薦書と調査書、基礎学力試験、面接によって行われます。基礎学力試験はマークシート方式で国語、数学、理科、社会、英語の各教科から出題されます。
自己推薦も合格した場合には他の学校を受けることができません。中学校長推薦と同じく5教科のマークシート方式の基礎学力試験と面接が行われます。それに加えて作文が課されます。
山梨学院高等学校の推薦入試では学力試験がありますが、他の私立高校では作文や面接のみを行う場合が多くなっています。そのような場合には調査書が非常に重要になります。調査書=内申点となり、定期テストの点数や課題提出の状況などが反映されます。推薦入試を考えている生徒さんは早い段階から受験を意識し、テスト対策や課題の提出をしっかり行っていきましょう。
私立高校によって複数の推薦入試の方式があります。志望されている高校にどんな推薦入試があるか各高校のホームページやパンフレットを確認しましょう。
山梨県の県立高等学校推薦入試は、「前期選抜」と呼ばれる希望する誰もが出願することができる「自己推薦」を導入しています。
平成18年度までは中学校の推薦を得ることが出願資格とされており、推薦を受けた生徒さんと受けない生徒さんでは受験機会に差が出ていました。そのため前期選抜は平成19年度から全員に受験ができる自己推薦型に変更をした背景があります。
自己推薦では、各県立高等学校が学校・学科の募集する生徒像や資格要件等具体的に基準を示すため、生徒さんは自分に合った高校を選択することができます。
募集定員は各高等学校・学科(系・科)の定員の40%~50%を上限に決められています。
また選抜方法は学力検査を行わず、調査書と面接、また各高等学校長が必要と認める場合、特色適性検査、特技、個性表現のいずれかを併せて実施されます。特色適正検査は平成27年度入試より前期選抜で実施していた作文に替えて導入されました。
特色適性検査とは、学校の特色を踏まえて、志願者に適性があるかどうかを確認する検査です。 後期募集で行われている学力検査のようなものではなく、従来の作文に替わるもので、生徒さんの思考力・判断力・表現力をみる検査になっています。検査は各高校の裁量で導入され、面接の中で学力を問う、いわゆる口頭試問は行わないことになりました。
また調査書も合否の判定に大きく関わります。山梨県の内申点の対象学年は中学1年生~中学3年生となり、実技4教科の比重が高くなっているので、早い段階から受験を意識し学校の定期テスト対策と実技4教科の授業もしっかりと取り組みましょう。
このように学校によって選抜方法は大きく異なるため、学校説明会や各学校のホームページに掲載されている入試要項を読んだりして、早めに準備に取り掛かるようにしましょう。
自己推薦に変わったことで、志望校に挑戦する機会が増えるというメリットはありますが、募集定員は20~50%と限られているため、人気の学校では競争率が高くなります。不合格となることも多いことを念頭において、学力検査のある後期選抜の準備を並行して行っていくことが大切です。