埼玉県の公立高校受験対策!
メガスタの高校受験対策とは?
このページでは、埼玉県の公立高校に合格を目指す方のために、埼玉県の公立高校入試の仕組みや志望校に合格するためのポイントについて紹介しています。ぜひ公立高校受験対策にお役立てください。
埼玉県の公立高校の入試は3月の「入学者選抜」に一本化されています。欠員補充はあるものの、実質的には受験機会は1回しかありません。
選抜は5教科の学力検査の得点に、各学校で定める配点による調査書の得点や実技検査などの得点が加算された合計得点で行われます。調査書とは「学習の記録」、生徒会や部活動などの「特別活動等の記録」などを各学校で定められた基準に沿って点数化した資料です。
実技検査は芸術系学科や体育系学科等で行われます。体育系学科であれば球技や武道、器械運動、音楽家であれば声楽などが実技試験として行われます。それらの成績に基づいて、第一次~第二次の2段階選抜か、第三次を加えた3段階選抜が行われ、合否が決まります。
第一次選抜では募集定員の60~80%の合格者が決定され、学力調査と調査書の配点比率は4対6から6対4の範囲の値になります。第二次選抜では定員の20~40%の合格者が決定されます。
第一次選抜で合格とならなかった生徒を対象に実施され、学力調査と調査書の配点比率は3対7から7対3の範囲の値になるようにします。学校によって調査書の扱いへの重きの置き方が異なります。
2023年度の埼玉県の高校入試は以下の通り実施されました。 入学者選抜
2024年度の入試スケジュールもほぼ同様の日程で実施される見込みです。
出願受付期間
2月9日~13日
志願先変更期間
2月15日~16日
学力検査
2月22日
実技検査、面接
2月24日
入学許可候補者発表
3月3日
追検査
3月6日
追検査入学許可候補者発表
3月8日
基本的なことですが、出願や試験日などの日程はしっかりとおさえておきましょう。
ここからは主に、学力試験と内申点の対策についてご紹介していきます。高校入試の仕組みを理解しないせいで、入試直前に後悔してしまったり、損をしてしまう生徒さんが毎年大勢います。少し長いですが、ぜひ最後までお読みください。
1中学3年生の内申点 135点満点
2学科試験の点数 5教科×100点 500点満点
中学1年の成績 | 9教科×5段階評価 | 45点満点 |
---|---|---|
中学2年の成績 | 9教科×5段階評価 | 45点満点 |
中学3年の成績 | 9教科×5段階評価 | 45点満点 |
中学1年の成績 | 9教科×5段階評価 | 45点満点 |
---|---|---|
中学2年の成績 | 9教科×5段階評価×2 | 90点満点 |
中学3年の成績 | 9教科×5段階評価×3 | 135点満点 |
試験時間 | 50分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
大問5問のうち、知識問題・小説・論説文・古文など国語でよく見るパターンの出題となっていますが 大問5で出題される作文問題が200字程度の記述が求められるのが大きい特徴となっています。 また大問5以外でも小説、論説文、古文からの出題で記述形式で答える問題などがあり 全体を通して記述解答が多い問題構成となっています。
試験時間 | 50分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 4問 |
大問1に独立小問が12問ほど出題されます。基本の計算問題から図形の角度を求める問題、因数分解や連立方程式など幅広く出題されています。この大問1だけで配点が半分を占めているので、確実に得点できるようにしましょう。 大問3・大問4は応用問題となっており、図形からの出題が頻出となっています。 関数と図形の融合問題が例年出ているため、しっかり対策しましょう。
試験時間 | 50分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
大問1でリスニング問題。会話を聞いて正しい答えを選択する問題などが中心に出題されます。大問2で語彙力を問う問題が出題されており、空欄補充形式の解答形式が多い傾向となっています。 大問3・4では、長文読解が出題され、内容把握、適語選択、英問英答などの形式で答える形が頻出です。大問5では英作文が毎年出題されています。自分の考えを英文で書くことが求められるため、ライティングの練習をしておきましょう。
試験時間 | 50分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 5問 |
問題構成は大問5問となっており、理科4分野からまんべんなく出題されています。大問1で生物・科学・地学・物理の4分野の基本問題が出題されており、計算問題なども出るため素早く正確解答することが求められます。 大問2~5に関しては生物・化学・地学・物理のそれぞれの分野からの出題。地学の月・惑星の動きが例年出題されていますが、それ以外は比較的幅広い出題が見られます。
試験時間 | 50分 |
配点 | 100点 |
大問数 | 6問 |
大問6問構成。理科と同じく社会も地理・歴史・公民の3分野からまんべんなく出題されています。大問1~2が地理からの出題。世界地理と日本地理に分かれており、日本地理では地形図の読み取りが頻出です。大問3~4は歴史からの出題となっており、古代~近代歴史まで出題範囲は幅広いのが特徴です。大問5は公民からの出題、大問6は3分野の融合問題となっており、どちらもグラフを用いた問題が出るため、正確にグラフを読み解けるようにしましょう。
● 学校選択問題実施校
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1中学3年間の内申点
2入試本番の学科試験の点数
詳しくはメガスタの定期テスト対策ページをご覧ください。
西区
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大宮区
埼玉県立大宮高等学校 大宮開成高等学校
見沼区
埼玉県立大宮商業高等学校 埼玉県立大宮東高等学校 栄東高等学校
中央区
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浦和区
さいたま市立浦和高等学校 埼玉県立浦和高等学校 埼玉県立浦和第一女子高等学校 埼玉県立浦和西高等学校 浦和麗明高等学校
南区
さいたま市立浦和南高等学校 埼玉県立浦和商業高等学校 浦和実業学園高等学校
緑区
埼玉県立浦和東高等学校 青山学院大学系属浦和ルーテル学院高等学校 浦和明の星女子高等学校 浦和学院高等学校
岩槻区
埼玉県立岩槻高等学校 埼玉県立岩槻商業高等学校 埼玉県立岩槻北陵高等学校 開智高等学校
桜区
埼玉県立浦和北高等学校 埼玉県立浦和工業高等学校 埼玉県立常盤高等学校
北区
埼玉県立大宮工業高等学校 埼玉県立大宮中央高等学校 さいたま市立大宮北高等学校
埼玉県立蕨高等学校 武南高等学校
埼玉県立上尾高等学校 埼玉県立上尾鷹の台高等学校 埼玉県立上尾橘高等学校 埼玉県立上尾南高等学校 秀明英光高等学校
埼玉県立志木高等学校 慶應義塾志木高等学校 細田学園高等学校
埼玉県立新座高等学校 埼玉県立新座総合技術高等学校 埼玉県立新座柳瀬高等学校 西武台高等学校 立教新座高等学校
埼玉県立川越高等学校 埼玉県立川越工業高等学校 埼玉県立川越女子高等学校 埼玉県立川越総合高等学校 埼玉県立川越西高等学校 埼玉県立川越初雁高等学校 埼玉県立川越南高等学校 川越市立川越高等学校 霞ヶ関高等学校 川越東高等学校 秀明高等学校 城西大学付属川越高等学校 城北埼玉高等学校 東邦音楽大学附属東邦第二高等学校 星野高等学校 山村学園高等学校
埼玉県立坂戸高等学校 埼玉県立坂戸西高等学校 筑波大学附属坂戸高等学校 山村国際高等学校
埼玉県立狭山経済高等学校 埼玉県立狭山工業高等学校 埼玉県立狭山清陵高等学校 埼玉県立狭山緑陽高等学校 秋草学園高等学校 西武学園文理高等学校
埼玉県立入間向陽高等学校 埼玉県立豊岡高等学校 東野高等学校 狭山ヶ丘高等学校 武蔵野音楽大学附属高等学校
埼玉県立飯能高等学校 埼玉県立飯能南高等学校 大川学園高等学校 自由の森学園高等学校 聖望学園高等学校
埼玉県立松山高等学校 埼玉県立松山女子高等学校 東京農業大学第三高等学校
埼玉県立児玉高等学校 埼玉県立児玉白楊高等学校 埼玉県立本庄高等学校 本庄第一高等学校 本庄東高等学校 早稲田大学本庄高等学院
埼玉県立深谷高等学校 埼玉県立深谷商業高等学校 埼玉県立深谷第一高等学校 正智深谷高等学校 創学舎高等学校 東京成徳大学深谷高等学校
埼玉県立不動岡高等学校 開智未来高等学校 花咲徳栄高等学校
埼玉県立越ヶ谷高等学校 埼玉県立越谷北高等学校 埼玉県立越谷総合技術高等学校 埼玉県立越谷西高等学校 埼玉県立越谷東高等学校 埼玉県立越谷南高等学校 叡明高等学校 獨協埼玉高等学校 武蔵野星城高等学校
埼玉県立春日部高等学校 埼玉県立春日部工業高等学校 埼玉県立春日部女子高等学校 埼玉県立春日部東高等学校 埼玉県立庄和高等学校 春日部共栄高等学校 松栄学園高等学校
埼玉県立ふじみ野高等学校
埼玉県立桶川高等学校 埼玉県立桶川西高等学校
埼玉県立誠和福祉高等学校 埼玉県立羽生実業高等学校 埼玉県立羽生第一高等学校 埼玉県立羽生高等学校
埼玉県立川口高等学校 埼玉県立川口北高等学校 埼玉県立川口工業高等学校 埼玉県立川口青陵高等学校 埼玉県立川口東高等学校 埼玉県立鳩ヶ谷高等学校 川口市立高等学校
埼玉県立草加高等学校 埼玉県立草加西高等学校 埼玉県立草加東高等学校 埼玉県立草加南高等学校
埼玉県立秩父高等学校 埼玉県立秩父農工科学高等学校
埼玉県立朝霞高等学校 埼玉県立朝霞西高等学校
埼玉県立鶴ヶ島清風高等学校
埼玉県立日高高等学校
埼玉県立白岡高等学校
埼玉県立八潮高等学校 埼玉県立八潮南高等学校
埼玉県立吉川美南高等学校
埼玉県立久喜高等学校 埼玉県立久喜工業高等学校 埼玉県立久喜北陽高等学校 埼玉県立栗橋北彩高等学校 埼玉県立鷲宮高等学校
埼玉県立熊谷高等学校 埼玉県立熊谷工業高等学校 埼玉県立熊谷商業高等学校 埼玉県立熊谷女子高等学校 埼玉県立熊谷西高等学校 埼玉県立熊谷農業高等学校 埼玉県立妻沼高等学校
埼玉県立南稜高等学校 埼玉県立戸田翔陽高等学校
埼玉県立幸手桜高等学校
埼玉県立進修館高等学校
埼玉県立鴻巣高等学校 埼玉県立鴻巣女子高等学校 埼玉県立吹上秋桜高等学校
埼玉県立三郷高等学校 埼玉県立三郷北高等学校 埼玉県立三郷工業技術高等学校
埼玉県立芸術総合高等学校 埼玉県立所沢高等学校 埼玉県立所沢北高等学校 埼玉県立所沢商業高等学校 埼玉県立所沢中央高等学校 埼玉県立所沢西高等学校
埼玉県立富士見高等学校
埼玉県立北本高等学校
埼玉県立蓮田松韻高等学校
埼玉県立和光高等学校 埼玉県立和光国際高等学校
埼玉県立伊奈学園総合高等学校 国際学院高等学校 栄北高等学校
埼玉県立越生高等学校 清和学園高等学校 武蔵越生高等学校 埼玉平成高等学校
埼玉県立皆野高等学校 埼玉県立小鹿野高等学校
埼玉県立滑川総合高等学校 埼玉県立小川高等学校 埼玉県立鳩山高等学校 大妻嵐山高等学校
埼玉県立寄居城北高等学校
埼玉県立宮代高等学校
埼玉県立松伏高等学校 埼玉県立杉戸高等学校 埼玉県立杉戸農業高等学校 志学会高等学校 昌平高等学校
埼玉県の私立高校では、多くの学校で「単願」と「併願」に分けて入試を行っています。「単願」とは、合格したら必ずその高校に入学するという確約をして出願をする方法です。他の公立高校や私立高校を受験することが出来ません。
「併願」とは他の私立高校や公立高校の受験が可能です。公立高校が第一志望の場合には、併願で挑戦しましょう。
また推薦入試や一般入試による日程の区分はありません。募集区分や入試日程を自由に組めるため、多くの学校が1月中に3~4回の入試日程を組んで入試を終えてしまいます。2月入試を行う場合も、おおむね二次募集的な意味合いで実施されるようです。そのため、多くの受験生は1月の併願受験で私立高校の合格を確保しておき、2月初頭の公立高校入試に挑むという受験パターンを組んでいます。
次に詳しい入試方式についてご紹介します。
まず推薦入試に関して、単願・併願それぞれに「学校推薦」と「自己推薦」を行っている学校が多く、それぞれに内申基準が設定されています。
「学校推薦」は通っている中学校から推薦をもらう必要があり、主に基準は「内申」です。各私立高校が設定する内申の基準を超えていれば、推薦資格が与えられます。通っている中学校の担任の先生を通して推薦書を書いてもらい、出願時に提出します。
「自己推薦」は、各私立高校が設定する「会場模試の偏差値」の基準を超えていれば、受験資格が与えられます。中学校の推薦は必要なく、出願の際には受験生本人や保護者が記入した「自己推薦書」を提出する場合があります。
選抜は学科試験が行われることが多く、面接、調査書と合わせて合否判定されます。
埼玉県では東京都や神奈川県、千葉県などで実施されている中学校の先生と高校の先生の間の「入試相談」がなく、受験生・保護者が個々に高校の説明会や相談会に足を運び、高校の先生と「個別相談」を行ったうえで入試に臨む形が定着しています。「個別相談」とは学校説明会のような、一方的な説明ではなく、受験生、保護者、高校の先生とで相談を行うもので個人的に疑問に思っていることを質問できる貴重な場でもあります。
毎年10月~12月頃に開催されており、足を運ぶ際には中学校の評定が分かる通知表や英検や数検などの資格の証明書、部活動の成績が分かる賞状などを持参して相談をしましょう。
私立高校の一般入試の多くは「単願入試」「併願入試」という区分で行われ、推薦入試と同様に内申基準が設けられています。高校の先生との個別相談が鍵を握るのも推薦入試と同じです。また多くの高校で単願・併願とも、国語・数学・英語の3教科の学力検査が行われています(5教科実施や1教科または2教科を選択して実施する高校もあります)。